月星相手に、なにドキドキしてんだろ。



この前から、なんだかおかしい。



うー。
うー。
うー。



心の中で低いうなり声をあげる。



すると……。



「お・ま・た・せっ☆
って、なにしてんだよ~、月星っ!」



――バサッ!



そんな音が聞こえるくらいの勢いで、後ろから羽海が月星に抱きついた。