さっきから何だろうこの気持ち、胸が苦しくてしめつけられる。心臓の鼓動もはやくなる。
ドキドキドキドキ
なんか、あついなぁー
「莉子〜」
「はーい」
千晶に呼ばれて振り返る、
「莉子の後ろだぁー!やったぁー!!」
「千晶!!よかったぁ〜」
班の中に知らない人がいたらどうしようかと思った、、、、
「じゃあ、プリント配るからやっとけよー終ったら、後は自習だぁー」
『はぁーい』
先生が、プリントを配っていく。私は、右から3列目、もうすぐ先生が来る、、、
きたぁ〜
永嶺君が後ろを振り向く、前まで気にしてなんかなかったのに、今では永嶺君が後ろを向くだけで胸が苦しくてしめつけられる。何だろうこの気持ち。
永嶺君が、プリントを渡すと目があってしまった。私は、すぐに千晶の方を向いてしまう、嫌われたかな?
何だろう、嫌われたかななんて男子に思った事がないのに、、、
«千晶、私なんかへん?»
こそっと、永嶺君に聞こえないように千晶に言う。
«変じゃないよ»
«ありがとう»
«どうしたの?»
「こらぁー!そこー!自習とはゆったが、喋れとはゆってない!」
「「すみません〜」」
««クスクスクス»»
怒られた。私って、実はね怒られるとしょんぼりになってしまうの、、、
なんだろうね、私って。