『なんでなんだろう。』

彼氏がいる。好きになってはいけない。
わかってる。自分が一番分かってる。



友達には相談出来ない。
彼氏になんて言えるわけがない。
裕樹に想いを伝えることなんて出来ない。

なのにどうしてこんなにも
好きになってしまうのだろう


「自分が嫌になってきちゃうよ...」
もうどうしたらいいのかすら分からない。


すると窓側で友達と話していた裕樹がこっちへ向かって来る。