いや、笑ってる場合じゃないでしょ!
そう返したかったけど、その後の一言に
キーパッドで打っていた文字を消去した。

『誰にも言うなよ。』
『うん。絶対言わないよ。』

『今は辛いと思うけどその喧嘩した2年とちゃんと話してみたら?無理だと思うならキャプテンか、顧問に相談とか1年に相談してもいいと思うよ。』

裕樹に返せる精一杯の言葉だった。


裕樹...可哀想。