そして優しく唇が触れる。



「いってらっしゃい」



遼はそう言って眠たそうに笑った。



「今日はちゃんと起きててね」



………ごめん。
それは約束出来ないわ。



そう思って、



「いってきます♪」



それだけ言った。




だけど、でも。



明日もまた、
目が覚めた時に隣にいてね。 



それから寝呆けて春花って呼んで?



世界で一番愛しい人。



end