「鈍いのなにの、あんな速いの避けられるわけないじゃない!」


私は顔を真っ赤かにして怒った。アイツがあまりにもムカついたから。そんな様子を見て少し戸惑った様


子を見せた一ノ瀬だったけど、すぐに立ち直ってまた言ってきた。


「 サンキュー。ほめことばとして受け取っとく。じゃ!」


な....なんて奴!待ちなさいよ!そして私は追いかけようと立ち上がった。…………っ。
 


すると足に激痛が走った。さっき足をひねったのだろうか?でも…………。そんな事言えないし。どうしよ


う?



焦っていた私。するとその時、