「って!言い忘れてると思うけど私、思いっきり一ノ瀬のボールに当たりました。痛いです。」


ちょっと嫌味っぽく言ってみた。すると、


「わりー。って言うかまさか避けられないとは思わなくてさ。お前、鈍いな。」


馬鹿じゃないの?なんであんなの取れないんですか?と言いたげなその顔はとっても腹ただしく


て…………!とその瞬間、何かがブチッと音を立てた。