「……………っ。お前!大丈夫か!?そんなに俺のボールが痛かったのか?病院行くか?送るか?」


うわぁ。質問攻め。ていうか、平気だよ。いつもの事だし。意外に一の瀬って責任感強いんだね。


「大丈夫だよ。この通り私は、元気。少し目眩がしただけ。アハハ。」


なんにも面白くないのに笑ってしまった。もちろんわざと。未来予知の事をいっても信じてくれきっとひ


かれるに決まっている。ただ一人。信じてくれた人はいるけど、今はもうここに居ない。心配もかけたく


ないしね。すると私は、気づけばこれが癖になってた。


「………………じゃねーよ。」


え?何?聞こえな…………。