はっ!突然意識が戻り私は、目を開けた。すると目の前には、さっきと変わらない。あの清々しい景色と


二人の姿があった。心配そうに見つめているその様子は、なんとなく私の心を見ぬいたかの様だった。そ


んなはずないのに。


私、桜葉鈴は生まれつき未来を見ることができる。予知?っていうのかな。これまでにも何回もあった。


そしてそれは限って重要な事を知らせてくれる予報のように何度も私の目の前に現れた。予知夢の意味。


これを探すのが私の役目であり……………使命なんだ。それが誰かを救えるのなら、誰かの役に立つのなら。


私は、全力で頑張る。そうあの日。……………決めたんだ。


そんなことをぼーーっと考えていると突然一ノ瀬に肩を揺さぶられた。