健は顔を真っ赤にして殴りかかってくる。


「てめぇ、ふざけんなよ!!」


あぁ、また傷が増えちゃう。心も、体も。



パシン!!


っ!!!痛く…ない??


目を開けるとハニーブラウンの髪の毛が見えた。長くて綺麗な髪の毛。


「あんたたちのやってることこれであってんの?」


その子の手には竹刀が握られていた。


「はぁ?!お前なんだよ女のくせに邪魔してるんじゃねぇよ!!」


あ、危ない!!


「女だからって舐めんなよ。」


パシン!パシン!


その子はいとも簡単に健の攻撃を避け見事に健を倒してしまった。