「あ、ありがとうございました。」
呆気にとられた私はポーッとしながらお礼をした。
「…ううん。私は普通のことしかしてないんだよ。」
もしも、この女の子が居なかったら私は…どうなっていたんだろう?
この女の子は、どうして私を助けてくれたの?
たくさんの疑問が私を襲う。
そしてたどり着いた答えは、自分のことを今守ってあげられるのは自分しか居なくなったってことだ。
私を助けてくれていた流星はもうここには居ないの。
「私っ強くなりたいです!!私に喧嘩を教えてください!!」
おとぎ話のような容姿の彼女は。
まるでおとぎ話に出てくる王子様のように私を助けてくれた。
あなたに私は、憧れました。