ピッピッピピピピッピピピピッピピピピピ……………

目覚まし時計の耳障りな音で俺は目覚める。
カチッとボタンを押すと、また静かな空間が戻ってきた。

何で今更、あんな夢……

ふと、カレンダーが視界に入る。
海が、いなくなってもう12年……
……時が経つのは早い。

俺が“殺人犯”という肩書きを背負い続けて、もう12年か……

なぁ、海。
お前は俺を恨んでるか?