未来のため、自分のために勉強する受験生。でも今日は勉強を放り出して、学校へ向かう。メッセージを受信したから、急いで走る。集まって、みんなで星を眺める。
『わたしね、ほんとうは、火星人なんだ』
流星の、何の根拠もない説。嘘でもほんとうでもいい。君がこっちを向いてくれたら、それでいいんだ。
赤い春、とっても素敵でした。望んだ未来が手に入らなくても、それでいいんだと。変わらず明日が来て、未来が来て、その日に繋がる。
自分はもう高校生には戻れないけど、たくさんの後悔があって、どうしようもなくしんどくて、でもそんな今の自分でもいいのかな……って、思わせてくれました。
『別に。あり得ない話じゃないし、お前なら』
恒のこの言葉。すっごく好きです。他の人の話だったら、あり得ないって言ってただろうけど。でも、お前ならそうかもって。
彼らの未来が、どうか輝く星のようでありますように。ぜひご一読を