ミーティアの最終空説

青春・友情

颯希/著
ミーティアの最終空説
作品番号
1283224
最終更新
2016/01/09
総文字数
7,598
ページ数
17ページ
ステータス
完結
PV数
1,661
いいね数
1


いつかの屋上

万華鏡みたいな星々が
夜空を覆った あの日

横切った光に魅とれる
きみの横顔を見た


────あの日わたしは


「うそだと思う?」


生まれて、秘めた


************************
3年分 積もらせて
さあ、話をしよう
真実と未来のこと。
************************


君はなんて言うだろう
笑うかな 呆れるかな



「……なにいろなの、その星は」



大切なのは、それだけ。



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Twitterタグ企画
愛庭ゆめ × 颯希
書き出しの一文を頂きました
▲▼▲


素敵なレビューを
ありがとうございます
愛庭ゆめ 様


15.12.13
15.12.25

\赤い春だっていいじゃない/

この作品のレビュー

★★★★★
2015/12/26 08:33
投稿者: 愛庭ゆめ さん
ネタバレ
根拠のないもの

未来のため、自分のために勉強する受験生。でも今日は勉強を放り出して、学校へ向かう。メッセージを受信したから、急いで走る。集まって、みんなで星を眺める。

『わたしね、ほんとうは、火星人なんだ』

流星の、何の根拠もない説。嘘でもほんとうでもいい。君がこっちを向いてくれたら、それでいいんだ。

赤い春、とっても素敵でした。望んだ未来が手に入らなくても、それでいいんだと。変わらず明日が来て、未来が来て、その日に繋がる。
自分はもう高校生には戻れないけど、たくさんの後悔があって、どうしようもなくしんどくて、でもそんな今の自分でもいいのかな……って、思わせてくれました。

『別に。あり得ない話じゃないし、お前なら』

恒のこの言葉。すっごく好きです。他の人の話だったら、あり得ないって言ってただろうけど。でも、お前ならそうかもって。
彼らの未来が、どうか輝く星のようでありますように。ぜひご一読を

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