私 『あ"ー!もう意味わからんよ!あの先輩理不尽過ぎるよ!自分から言っといて話聞かねー!もうね、あんな会社辞めてやる!』

凛 「ハイハイ。少し落ち着いて事の顛末を話してみ。」

こんな風に私の話を冷静に聞いてくれるのは、友達の凛。
現在24歳の私は、只今、今日あった理不尽な先輩からの話をプンスカ怒りながら凛に聞いてもらってる。

凛は、大学生の時に会った仲の良い友達。
私の事をいつも見守ってくれる少し年上のお姉ちゃんみたいだ。

私にも、姉が2人いるがその姉よりも姉御肌気質。
同い年なのに、安心できる私の大切な存在。

私『でね!?
あの先輩私の話を最後まで聞かないの!
どうして、私にばかりあんな風当たり強いの!?』

凛「大変だったね。
そういえば、あの先輩最近彼氏に振られたらしいよ。
それでイラついているのもあるのかもね。」

私『そんな事ある!?私めっちゃ無関係な人!
私情を仕事に持ってくるな!』

そんな話を凛の家で夕飯をご馳走になりながら話してる。
私は、お酒が強い方ではないのでお酒は外では飲まないことにしてる。
こんな感じでも全然酔ってる訳じゃない。

彼氏...
そんな単語を聞くと、あの人を思い出す。
まだあの年から7年経ったんだなぁ。
そんなに経ってないと思ってた。
でも、まだ遠くない話だよ。
タク、どうしてるかなぁ。
元気かなぁ。
彼女さんと上手くやってるかなぁ。
振られて泣いてないかなぁ。

ダメダメ!
考えていたら終わらない!

私『でさぁ!凛!本当に今日...』

こんな風に凛に話して私のイライラ、モヤモヤは落ち着く。
凛は、本当に良い友達だ。
いつもこんな風に付き合ってくれてる。

こんな風にしみじみと思っていても、また、いつも通りに明日は来るというのに。