私『実はさ、好きなんだ。ずっと前から。』

結構スタンダードな言葉で告白した高校2年の終わり。
大学に行く私と、専門学校に進路を決めた君。
ずっと幼馴染みで仲が良かったタク。
いつからか、その思いは恋愛的な想いに。

そして、告白の答えは...

タク「ごめん。今、俺付き合ってる人がいて...」

私はそれを遮るように

私『知ってる!3組の子でしょ。
だっていつも一緒にいたじゃん!
分かるよ。そのくらい..
だけど、私の気持ちだけ告白したかっただけ!
これからも、友達として...幼馴染みとして、よろしく!
普通に接してよー?怪しまれるじゃん(笑)
気にしないで!
じゃ、私もう帰るね!
気を付けなね!』 

そんな風に貼り付けたような笑顔でスクールバックを肩に掛けて教室から出た。

何故か、教室のドアに右手が触れた瞬間。
目頭が熱くなった。