それからというものの

私のテンションはダダ下がり。

神様。仏様。

あなたたちはどーして

いつも私をドン底に突き落とすのですか?

私が何をしたというのですか?





…何もしてねぇーわ!!!





「ちっ。」




いつもの癖で短く舌打ちをしてしまった。

その態度に倉本は驚いた様子を浮かべる。

そーか。そーか。

いままで自分が横の席になったら

どの女子もギャーギャーうるさいくらい

騒いでくれていたのに

私は叫びもせずに舌打ちをして睨んでいる。

そんな光景に驚いたのか。笑

お前を好んでいないやつも

数人はいるんだよ。クソイケメン野郎が。





「ふっ。笑」




ムカついたから鼻で笑ってやった。






「おもしれぇやつ。」





倉本がそう呟いた言葉に

私は気づかなかった。