「あ・・・・」



ロビーで絵を書く時の私の席に誰かが座っ

ていた。




ずっとずっと、瞬きもせずに夕焼け空を眺

めている男の子。



その後ろ姿は何故か少し何かを心底後悔し

ているようにも見えた。