ドアが静かにスライドされて開いた。



「愛っ!」


誰かが私に飛びついてきた。





「千恵・・・」


誰だなんて、飛びついて来た時にほのかに

香るシャボンの香りと耳に付いている赤い

サファイアのピアスで確定した。