まゆを吊り下げながら謝る京。



「な........なんで!?いっつもあたし達に教える

のは最後。神桜にはいったのも、

和珠はイタリア行くのにも教えるのは最

後。帰ってきても連絡もなし。

幼馴染だよ?

二人ともさ、もっと私達を....

頼ってよ。」



黙っていた唯が口を開く。



「....悪い、悪い、唯。恵梨奈。本当に....

悪いことしたと思ってる。

でも....ごめんな」



和珠がバツが悪そうに唇を噛み締める。




病室には唯の啜り泣く声とあたし達の沈

黙、未だに意識を失ったままの愛の苦しそうな唸り声しか聞こえなかった。