書店を後にした俺は
訳がわからないまま来た道を戻ると
俺にとって一番の想い出の場所に
大きな荷物を持った女の人が
疼くまっていた。
遠目から見た時は具合でも悪いのか?
と、思ったけど
近付くにつれ、俺の心拍数が外に聞こえるんじゃないか?ってくらいに
バクバク言い出して……
気がついた時には走り出してた。
もしかしてミカに会えないための
禁断症状かもしれない。
ミカじゃなくて他の人かもしれない。
でも俺が見間違えるはずがないんだ…
世界で一番愛おしい人の姿を!
ガキの時から母さんに
男は涙を流すもんじゃないよ!と
厳しく育てられたというのに
どうしようもなく感情が溢れてきて
視界が涙で霞んできた。
軽く息を整えながら
涙をグッと拭くと
後ろから近寄って行って
その愛おしい背中をそっと抱き締めた。
「………ミカ………」
ここ3年間
心の中で何万回と呼んだ名前を
口に出した
するとミカは
勢いよく振り返ると
目に大粒の涙を溢れさせて
「………レイジ??」
俺のミカだ!!
「そうだけど?なんで泣いてるの?」
と、俺が言うと
慌てて目をゴシゴシと拭って
「えっ?
ちょっと目にゴミが入っただけよ?」
「ここ、俺らが初めてキスしたところだけど?」
「……そうだったけ?……忘れてた…」
ウソだ!ミカ
覚えてるくせに…
「じゃぁ、思い出させてあげる」
俺は容赦無くミカの唇に吸い付いた
「んんんんっ!」
不意打ちのキスに
苦しむミカに
「ごめん。ミカ…やめられない」
離れていた間を埋めるように
しばらくの間俺はミカにキスし続けた
訳がわからないまま来た道を戻ると
俺にとって一番の想い出の場所に
大きな荷物を持った女の人が
疼くまっていた。
遠目から見た時は具合でも悪いのか?
と、思ったけど
近付くにつれ、俺の心拍数が外に聞こえるんじゃないか?ってくらいに
バクバク言い出して……
気がついた時には走り出してた。
もしかしてミカに会えないための
禁断症状かもしれない。
ミカじゃなくて他の人かもしれない。
でも俺が見間違えるはずがないんだ…
世界で一番愛おしい人の姿を!
ガキの時から母さんに
男は涙を流すもんじゃないよ!と
厳しく育てられたというのに
どうしようもなく感情が溢れてきて
視界が涙で霞んできた。
軽く息を整えながら
涙をグッと拭くと
後ろから近寄って行って
その愛おしい背中をそっと抱き締めた。
「………ミカ………」
ここ3年間
心の中で何万回と呼んだ名前を
口に出した
するとミカは
勢いよく振り返ると
目に大粒の涙を溢れさせて
「………レイジ??」
俺のミカだ!!
「そうだけど?なんで泣いてるの?」
と、俺が言うと
慌てて目をゴシゴシと拭って
「えっ?
ちょっと目にゴミが入っただけよ?」
「ここ、俺らが初めてキスしたところだけど?」
「……そうだったけ?……忘れてた…」
ウソだ!ミカ
覚えてるくせに…
「じゃぁ、思い出させてあげる」
俺は容赦無くミカの唇に吸い付いた
「んんんんっ!」
不意打ちのキスに
苦しむミカに
「ごめん。ミカ…やめられない」
離れていた間を埋めるように
しばらくの間俺はミカにキスし続けた