そんな日々を過ごしている中で


B子とC子が聞き捨てならない事を
話し始めた…


「英語学科の2年生に
モデルみたいにスタイルが良くて
めちゃくちゃ美人の人がいるって
噂があったじゃない?
この前ね!
私たちその人と話したんだよ〜!!
もう!すんごい美人なのに、優しくて
本当良い人だったんだよ〜!」


なんかたまにそんな噂聞くわね……
まぁ、絶対私から見たら
対したことないだろうけどねっ!!


ふんっだ!!


「ねーっ!!女の私が見ても
クラクラきたよっ!!
一見、美人すぎて話しかけにくいけど
謙虚で優しくて可憐でもうっ!!
一発でファンになっちゃったぁ〜!!」


私よりは下だろうけどねっ……!


「 橘さん以上の美人はこの大学には
いないっしょ!!」


あんた目ついてるの??!
私がいるじゃないの!!
目ん玉かっぽじって私のお顔を
見なさいな……!!


「いや、世の中で見ても
橘さん以上はいないんじゃない?!」


んなわけねーだろーが!!
目の前の私のお顔ををよく
ミナサイナ


この後もB子とC子は
橘さん?談義に大興奮で
華を咲かせている。



大学一??!


めちゃくちゃ美人??!


モデルみたいなスタイル??!


私より美しい人が
この大学にいるわけないっしょ!!


あんたたち、嘘言っちゃ〜いかんよ!



「そ そうなんだ…
そんな美人なら私も見てみたいわ」


と、2人の話に同調した
フリをして話す私。
だって!認められません!!
そんな人いるわけないし〜!!



「うん!A子も見たら絶対ファンになっちゃうよ!(笑)話したらもっともっとね!!ねー!C子!!」


「うん!!桁違いに美人なのに
ちょっと天然入ってて、そこがまた
超かわいいからっ!!(笑)」



そう……


そこまで言うなら


一度拝見したいものだわ……!!


待ってなさいよ〜!!


橘という英語学科2年の女よ!!


大学No. 1美女をかけて。
勝負よ!!!