一瞬で絢香のお母さんだとわかった。 「お母さん、絢香がお友達連れてくるって言うから仕事速めに抜けてきちゃった。」 「やめてよね、お母さん。」 「じゃあ張り切って夕御飯作るね。」 そう言って絢香のお母さんはキッチンに消えていった。 「ごめんね。なんかテンション高くて....」 「いえいえ。」 ああいうお母さんも楽しそうでうらやましい。 そのあとは絢香のお母さんの手料理を食べて、お風呂に入って布団に潜った。