彩「(そういうプレイ!?)」
乃「そういうプレイでもなんでもない。

  ただたまってる気持ちを全て
  出しちゃえばいいのに
  って思った。
  とても苦しそうな顔してる。
  我慢・・・しなくていいんだから。」

彩「・・・・・
  我慢なんてしてねぇし。
  俺には責任がある。
  泣かないんだ。
  全てを背負うためには
  弱いところなんて表に出さないって
  決めたから。
  泣いてしまったら・・・・
  弱くなる・・・・
  寂しさに押し潰されてしまいそうになる。
  きっと人に甘えてしまう・・・
  そんな情けねぇことしたくねぇ。」

乃「情けなくない。
  頑張ってるあなたはカッコいい。」

彩「え・・・・」

乃「それにね、無理して背負う必要ない。」

彩「!?」

乃「一人で背負うのは大変でしょ?
  あなたには仲間がいるわ。
  仲間ってのは困ってるその人を
  見捨てないでしょ?
  一緒に悩んで苦しんで
  痛みを分かち合って
  支え合う。
  そういうものよ。
  だから、一人で苦しんでないで
  みんなに支えてもらいな。
  もちろん私も支える。

  あなたは一人じゃないもの!」

彩「・・・・っ!!」

なにかがあふれだすのが分かった


  ポロ


一滴
二滴

と・・・・

乃「・・・・」



  ギュ


乃愛瑠の抱きしめる力が強くなる

するともっともっと
とめどなくあふれ出る

これは

乃「泣いてるのね。」

彩「・・・俺が・・・・?」