「あ……っ、」 そこにいるのは、羽鳥で。 気まずくて、また目を逸らしてしまう。 「………何で、いるの…?」 私が目を開きながらそう聞くと、羽鳥は不機嫌にこっちを見る。 「ソレ、あいつに貰ったやつだろ?」 私は、自分の手に視線を落とすとそれは、佐伯くんに買ってもらったやつで。 「そうだけど…」 それが、羽鳥に関係あるの? チラっと羽鳥に視線を向けると、不機嫌にこっちを見てる。