一時間目の国語で、私は寝てしまった。
「おーい、凛桜〜。」
誰かが私のことを呼んでる。
うっすら目を開けると、お弁当箱を持ったのっちが前にいる。
「……んあっ…?」
パチっと目を開くと
「ん、よだれ。」
口をとんとんとして、そういったのっち。
「んぐっ、!」
ゴシゴシ拭くと、
「行こ。」
そう言った。
あーあ、私、そんなに寝てたの…っ!?
やばい。
どーしよ。
チラッとのっちを見ると
「はい。ノート。
あと、原センセがあとで職員室に来いだって」
「ノートありがとう〜!
え、原っちが!? ありえない…」
なんて会話をしながら、2人の秘密の
屋上に向かう。
ガチャッとドアを開けると
「え…………っ」
先着がいた。