もっと想像つかない。
「のっち〜、彩〜」
ジュースを何個かかかえて、戻ってくる凛桜。
「うわ、どんだけ買ってきてんの?」
彩は、そう言いながら
「これ、もーらいっ」
ジュースを奪う。
「あーっ!それ私が飲もうと思ってたヤツー!!」
いや、じゃあそれだけ買ってきなさいよ。
「じゃあ、私はこれもらうね」
その中から、珈琲を受け取ると
「え?それは飲めないけどなんか飲んでみたいなとか思って買ってきたやつで……」
なんか、焦り出す。
飲めないのに買って来ないの。
「………凛桜……」
「ん?なに?」
いつもみたいに振り返る凛桜の顔は
とっても真っ赤だった。