「………」
テクテク歩くといつの間にか
羽鳥の家の前まで来てしまった。
そうだ、こいつの家一軒家だ。
ジーッと大きな家を見てから
ピンポンと鳴らした。
「……はい？」
しばらくすると、お母さんの声が聞こえる。
「あ、早坂と申します」
そう言うと
ドアが開いて、羽鳥のお母さんが立ってる。
「あら、凛桜ちゃん。
中学の時以来会ってないからわかんなかったわ〜。
そう、私これから出かけなきゃ行けないから昴のこと頼んでいいかしら？」
お母さんは私を家の中に招き入れながら
そういう。
え……。
「………は、はい」
ほら、私って打たれ弱いんだよぉっ！！
お母さんは家のことを説明すると
出かけてしまった。
