次の日から、羽鳥を無視続けて
冬休みに入る直前まで来ていた。
私は、クリスマス会の最後の実行委員を向けていた。
「………元気ないけど、大丈夫?」
佐伯くんに、声をかけられて
「あ、うん……!平気!」
ニコッと微笑む。
だけど、羽鳥がキスしてきたことを
のっちにも伝えてないのに……。
「あ、今日、クレープ買って帰らない?俺のおごりで!」
なんて、佐伯くんに、笑顔で言われちゃったら、断れない。
私は、ニコッと微笑んで、うんと言った。
だけど、スマホを忘れたのに気づいて
「私、スマホ取りに行ってくるね!」
佐伯くんにそう告げてから、教室までいった。
ドアの前まで行って、開けようとすると声が聞こえた。