走りながら、唇を拭く。 なんなの……っ!! 私は、教室に戻る気力もなくて 保健室で、泣いてた。 その日は、早退して帰って。 ………暑いキス。 羽鳥の唇の感触が頭から離れない。 私は、破裂しそうな胸を抑えて、 ベッドに寝っ転がった。