「凛桜、早く食べて戻ろう」 原っちが帰ると、お茶を飲みながらのっちがそういう。 「あ、うん!」 最後の玉子焼きを口に入れて、お弁当箱を片付けた。 ドアを出ようとしたら、羽鳥たちとぶつかって 「……あ、ごめん」 「こっちこそ」 違和感のある会話をした。 そして、教室に戻ってから授業を受けるとあっという間に放課後になった。 「のっち………」 のっちは、さっさと帰ってしまった。 冷たい友達よ…。 私は職員室に向かった。