無言で、歩いてると羽鳥が声を出した。
「お前が同窓会来るとか信じらんねえ」
「な、なんで?」
私がそう聞くと羽鳥はジーッと私を見つめた。
「だって、お前、中学の時から
怖がられてたじゃん」
は?
「なに、いって……」
怒りを隠しながらそう言うと、
「あれ、違かった?」
なんてふざけたようにいうから、
私が言い返す。
「何よ!! 女の子に言い寄られて
ニヤニヤしてたくせに…!」
そう言うと、言い返してくるはずの
羽鳥が言い返してこないのでチラっと羽鳥を見るとポカンとした顔で私を見てる。
え………?
すると、顔を真っ赤にした羽鳥が
「それ、マジで言ってんの?」
「……あ、うん」
そう言うと、手で顔を隠しながらゴニョゴニョ言ってる。
私が不思議に思ってると、
羽鳥が口を開いた。
「へぇ。それヤキモチって
思ってもいいわけ?」