時間はあっという間に過ぎ、

昼休みなんてさっさとやってきた。


えっと、
スマホを持って、
お弁当を持って、
食後のパンを持って、


さぁ、行くか。


マイペースに体育館に向かった。


その最中にふと思う。
あの男子は何組だろうか。
てか同じ学年のような気がしない。

...年下?

そう!入学したばかりのような初々しさがあった。

奇妙だ。

どこで私を知ったのだろうか。




体育館に着いて、迷わずステージに上がる。
そしてピアノの椅子に座って、ピアノの上に持っていた物を広げた。


呼び出された以前に、昼ごはんを食べる!


来たら声掛けてくるだろうし、

無心でお弁当に手を出した、


.......その時






「来たと思ったら無視なの?」