戻って来た。


なっちゃんとのんちゃんの手のひらの上には数々の名刺の束が・・・・


「なっちゃんどうしよう?佑介君に怒られてしまう」


「大丈夫だよ、そうちゃんも知らん顔してるし・・・・」



そのうちに社長が
「えーバカ親ともうしましょうか?僕の息子を紹介します、周りが気を揉んでるのも知らず、昔から変わらない性格で女を翻弄している。今更ではないが息子の素直な原点を戒めるために
小さい頃のビデオを流したいと思います、いいか?なっちゃん」


いやって言っても流すんでしょ?


「親父・・・いや社長やめてくれ、それは汚点だ」



私の事を汚点だ?って何なの?


「のんちゃん、私トイレに行くね・・・」







店をでたところで佑介君と鉢合わせした

「もう終わりか?」

「まだ・・・気分悪いから帰るね、あの副社長に言っていて、私との出会いが汚点なら、私が誰と付き合ってもいいと受け取ったって」



「あのバカまだそんな事言っているのか?」