秦先輩が、近くに来て顔を近づけてきた。


いや、ち、近いです...。


「星音、今日も可愛いね」


『へっ、いや、あの...』


「こら、薫。星音ちゃん困ってるでしょ」


そう言って秦先輩を離してくれた。


私はホッとした。


「ごめんね、星音ちゃん、こいついつもこんなんで」


『いえ、ありがとうございます』