「ねえ、星音ちゃん...




さっき、泣いてた...?」


『えっ、』


その言葉を聞いて先輩の方を見た。


見られてた...?


『い、いや泣いてなんかないですよ』


何言ってるんですか。


そう笑顔で言った。


「そっか、変な事聞いてごめん、おやすみ」


『いえ、ありがとうございました、おやすみなさい』


そう言って先輩の車が去っていくのを見ていた。