PRRRR....


「もしもし? 鈴実…? 何があったの!?」

ねぇ…お母さん。
沙織お母さん、そして今のお母さんにも…

私は 沙織お母さんに助けられた命を…失ってもいいのかな?

…ねぇ、お母さん…

――私 生きたい―――――…


『お母さん…』

涙がただ溢れていく…銀色に光輝いたカッターの刃を伝っていく涙。

全てを話そう。そう思えた…