…よく見たら、刃が少し残ってた。 何…やってるんだろ。私。 痛い…とかは感じなくなってきた…けど… こんな事、しない方がいいのに… もう誰もいないから…。 私はもう、一人なんだ…… そう思うと無償に悲しくて… その切り傷に甘えてたのかもしれない。 もう一度、カッターを握る。 死んでしまえば、楽になれるのに… 死んでしまえば… 死ねば……。