光の先には、見たこともない自由な暮らし

遊園地に、海遊館。

映画館に、バッティングセンター。

そして、郵便局。

様々なものがあった。

「こんにちは。あなたは、春咲うららさんですね?」
小さな小さな天使さん。

「は、はい。」

「信じられないかもしれませんがあなたは、つい先程亡くなられました。」

「知ってます。」

「………今までこんなにあっさり受け入れられたのは初めて。私は、名前はありません。あなたの召使として働くことになりました。名前つけてください。」

「うーん。サフィー。でどう?」

「サフィー。………いい名前。もしかして、召使で反応しなかったから、お嬢様であられたんじゃないです?」

「そ、そうだけど?」

「そうでしたか。では、扱いになれてますね。私をいつでも使ってください。」

「うん。じゃあ、郵便局ですることって何?」

「郵便局は、天国から地上に手紙を一回だけ送れます。一回に何人でも可能です。書いてみますか?」

「うん。」