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校門を抜けたところで、ユキの後ろ姿を見つけた。
ユキは歩道で立ちどまり、カナミと何か話をしている。
ユキは1人でニコニコと笑っているが、カナミの表情は硬い。
またユキがなにかしてるんだ。
そう思い早足で2人の元へと駆け寄った。
「2人とも、どうしたの?」
聞きながら2人を見ると、カナミの手にはスマホが握られていた。
「あぁ、月乃。カナミがスマホの使い方がわからないって言うから教えてあげてたんだよ」
ユキが自信満々にそう言う。
そしてカナミの方を見て「だからこれがね、こうなだってば」そうわざとらしくいい大笑いをした。
「あぁ~たのしい!」
確かにカナミは機械に弱い。
それを見て教えるだけならともかく、ユキはカナミを見下しバカにして遊んでいたのだ。
カナミは何も言えず、ユキに言われた通りにスマホを操作している。
「ユキ、そんな事してる暇があるの?」
あたしがそう言うと、ユキは首を傾げて時間を確認した。
「なに? 今日なんか予定でもあったっけ?」
「そうじゃないよ。これ、聞いて」
校門を抜けたところで、ユキの後ろ姿を見つけた。
ユキは歩道で立ちどまり、カナミと何か話をしている。
ユキは1人でニコニコと笑っているが、カナミの表情は硬い。
またユキがなにかしてるんだ。
そう思い早足で2人の元へと駆け寄った。
「2人とも、どうしたの?」
聞きながら2人を見ると、カナミの手にはスマホが握られていた。
「あぁ、月乃。カナミがスマホの使い方がわからないって言うから教えてあげてたんだよ」
ユキが自信満々にそう言う。
そしてカナミの方を見て「だからこれがね、こうなだってば」そうわざとらしくいい大笑いをした。
「あぁ~たのしい!」
確かにカナミは機械に弱い。
それを見て教えるだけならともかく、ユキはカナミを見下しバカにして遊んでいたのだ。
カナミは何も言えず、ユキに言われた通りにスマホを操作している。
「ユキ、そんな事してる暇があるの?」
あたしがそう言うと、ユキは首を傾げて時間を確認した。
「なに? 今日なんか予定でもあったっけ?」
「そうじゃないよ。これ、聞いて」