日は完全に昇った。 私とママは病室の窓を開けた。 窓の外の空気は澄み渡っていて、空は雲一つない快晴だった。 病院の木の枝にとまっていた鳥は たからものをおいて 解き放たれたかのように果てしない大空へと羽ばたいていった。 <END>