「あなたに興味があります。」
「…………」
こんな時、俺はなんて応えればいいんだ。
「あっそ」
…無愛想すぎるな。
「で?」
…結局俺は何がしたいんだ。
しかも眼鏡女子。
これあれだ。
周りには広まりにくいけど、独りで落ち込んでる分、罪悪感ますやつだ。
ちょーめんどくせぇ。
「悪いけど、おれはあんたに興味が無い。まず知らない」
彼女は頷いた。
「私もあなたのことをよく知りません。あぁ、好きな人以外は」
「はぁ!?」
オーバーリアクションは時に人に害を与える。
いてぇ…足くじいた。
「大丈夫ですか?」
「うん。まぁ」
心以外は。