加賀さんにジュースをおごってもらった
『泣きやみましたか?』
僕は頷いた
『まぁ、社長があぁゆうこともわからなくは、ないんですが・・・』
加賀さんまで、社長の味方なのかっ!!
一番理解してくれてると思ってたのに…
『でも、僕は由利さんは由利さんの思うとおりに活動すればいいと想うんです』
「えっ…」
『だって、あの曲は由利さん自身の曲なんでしょ?由利さんの気持ちが込められてるんですよね?』
そうだ、あの曲は僕自身の歌だ
『ただ愛してる』
この曲名も、僕のほんとの気持ちだ
『由利さんは、気づいてないかもしれないですけど由利さんは顔がかっこいいんです』
なんで今の流れで僕の顔の話なんだ?
それに、かっこいいなんて・・・バカにしてんのか?
『顔のいいミュージシャンには、顔ファンが付きます』
あぁ、それは聞いたことある
『僕は由利さんのあの曲を外見で判断するような人達にあまり聞いて欲しくないんです・・・』
マ、マネージャーさんがそんな事いっていいのか?
『こんな事言っちゃいけないってことはわかってます。でも、あの曲はそれほどの価値がある。』
『だから、由利さんは顔出しなんかせずに、曲を創って歌って書かなきゃいけないんです』
加賀さん・・・
大好きだぁぁぁ!!
うわーん
『なにまた泣いてるんですか?』
『ほら、これから仕事ですよ』
「うん、いこ」