紹介し忘れてたが、彼女、小山 美咲。

美咲とは中学生からの付き合いである。

美咲が私の家の近くに引っ越してきたのが始まりだ。

そっからは、トントン拍子で仲良くなり、今では一番の友達‥‥‥いや、親友。


「テンコーセー?
サーネー、ドンナヒトダロネー」

「‥‥‥なんでカタコトなの?」


美咲は苦笑いをしながらそう言う。


「んー、まぁ、
仲良くしてほしいって言うなら、
仲良くしてあげないこともないよ?」

「‥‥‥なんでそんなに上から目線なのよ」


美咲が、呆れたようにそういう。


するとその時、教室の扉が開いた。


ガラガラガラッ