「そうね、今日はもう帰ったほうが良さそうね。会計は私がしておくわ」

「ごめんなさい。ありがとう」


私がそう言うと、美涼姉ちゃんは優太と同じように、優しく笑った。


「気にしないの!
それよりも、一人で帰れる? 送ろうか?」


美涼姉ちゃんにそう言われ、私はゆるゆると首を振る。


「本当に大丈夫? 遠慮しなくていいのよ?」


そう言われた私は、美涼姉ちゃんに笑顔を見せた。


「そんなに心配しなくても私は平気だよ!」