《今日は少し調子がよかったし、

なんとなく長くない気がして

頼み込んで由茉を連れてきてもらった。

「Happy new year!!美波」

由茉はそんなことをいっていた。

いつの間にか今年が明けてたんだね。

それさえわからなかったよ。

ねぇ、由茉。私は由茉と外に出たい。

一緒に外を歩いて、一緒に買い物して。

ねぇ、どうして私は動けない?

歩きたい。笑いたい。由茉、離れたくないよ。》