あの日、私と郁人が仲直り?した日以降私は普通に話すようになった。
「なぁ、愛華。
愛華は恋したことあるか?」
祥太からの突然の質問に私は?マークを頭に浮かべた。
「恋かぁ…ないかな…」
「俺最近気になる人がいるんだよね。
クロユリって知ってる?
最近、夜になると現れて卑怯なことやってるやつとか倒してる人」
「…知ってるない…」
知ってるも何も、それ私だよ…。
喧嘩ができるようになってから繁華街で悪いことしてるやつを懲らしめてる。
「知ってるないってなんだよ」
祥太はブハッっと吹き出した。
「祥太あったことあるの?」
「あー、うん。話したことないけど。
こないだ、繁華街歩いてたら1対5で喧嘩してるやついて、止めに行こうとしたら、クロユリが先に行って止めてたんだ」
「そっかぁ…」
「これって恋なのかな?
会って話してみたい!
それと一回タイマンやってみたい!」
それって恋なのか?
まぁ、恋したことないけど。
「お、待てよ、これ恋じゃないような気がしてきた…。
友達になりてぇのか?」
祥太は一人で頭を抱えてる。
「じゃ、祥太今から下行ってタイマンやるか」
「え!?どゆこと?」
祥太を引っ張り、階段を降りて行った