「愛華は悪くないんだよ…。

これからは俺が愛華を守るから…だから、俺を許してくれないか…」


私は許してもらえるんですか…?
私は幸せになってもいいんですか?

私は頷いた。


「ちょっと赤塚まって、俺がじゃなくて俺たちが!でしょ?」


「そうだよ!」


「赤塚、愛華、もう、自分を許してやれ…。」


祥太…旬…悠之介…。


「愛華、お前の過去聞かせてもらった。

赤塚もお前も、自分を責めるな。

泣きたい時は泣いていい。

その後笑えば幸せは必ずやってくる。」



私と郁人は静かに涙をこぼし、抱き合った。

一緒にいなかった時間を埋めるようにーーー。