数時間後、パトカーのサイレンが聞こえ俺は別荘の外へ出た。

警察が一人駆け寄ってきて、海辺へ俺は連れて行かれた。

そこには、血だらけの父さんと母さん。
涙をたくさん流している愛華がいた。


俺は父さんと母さんに駆け寄り必死に名前を呼んだ。


「何寝てんだよ!明日一緒に泳ぐんだろ!父さん!
ビーチバレーやるんだろ!
母さん!



警察の人は静かに
「お父さんとお母さんはもう亡くなっている…」
と俺に告げた。


俺は泣き叫んだ。


俺とは血は繋がっていない。

でも、俺を救ってくれた二人が死んだことが、守れなかったことがショック悔しかった。