荷物を持ち病室を出ると、隣から声が聞こえた。

目の前から歩いてくる少女のことを呼んだんだと気付き、目の前の少女へ目を移す。


そこには前髪で顔をほぼ隠していて、右腕を包帯で巻かれ、服で見えないところ以外ほとんどアザなどがついてる、愛華がいた。


俺は泣きそうになった、久しぶりに見るその姿はとても痩せ細っていたから。


俺のせいだよな…
ごめんな…。
ごめん…愛華…。


そして俺たちは俺たちの溜まり場である姫王の倉庫へと向かった。